NHKは火曜日、今年6月初めに故高畑勲監督の自宅で約130ページの台本と未制作作品に関するメモが発見されたと報じた。東京造形大学教授で高畑勲・宮崎駿映画研究所所長の加納誠治氏が文書を調べた。
NHKの報道によると、文書は高畑監督が20代で大学卒業後に入社したアニメ会社からの紙に書かれているという。 NHKの報道では名前は明かされていないが、高畑は大学卒業後、最初に東映動画(現東映アニメーション)で働いた。
草稿の中には「大江山」(大江山)というタイトルの脚本があり、鬼の酒呑童子退治に関する日本の神話に基づいた物語で、高畑は鬼が退治される様子を見せたくなかった、そして鬼の描写は「多少なりとも」であるとの注記が含まれていた。
別の脚本「贈られた宝石」は、宮沢賢治の童話「火の石」に基づいているようで、キツネがウサギをだまして悪事を働くと、ウサギは罰として視力を失うという内容です。高畑のメモには、ウサギが自分の間違いに気づいてキツネを追い払う物語が描かれています。

高畑のメモには、「かぐや姫の物語」の前日譚のアイデアも含まれています(この物語は竹の物語に基づいています)カッター日本昔話)。
高畑さんは2018年4月5日に亡くなった。
高畑さんは東京大学仏文科卒業後、1959年に東映動画(現東映アニメーション)に入社した。彼の監督デビュー作はテレビアニメ『大神少年拳』の一エピソードであり、1968 年に初の長編映画『ホルス-太陽の王子』を監督しました。
高畑監督は、『北欧神話の小王子 ヴァリアント』(太陽の王子-ホルスの大冒険)、『アルプスの少女ハイジ』、『赤毛のアン』、『パンダ!』などの古典作品を監督した長いキャリアがありました。行け、パンダ!宮崎駿や鈴木敏夫とともにスタジオジブリを共同設立する前。高畑監督はその後、長編映画『火垂るの墓』、『オンリー・イエスタデイ』、『ぽんぽこ』、『となりの山田家』を制作した。彼はまた、宮崎駿とジブリの『風の谷のナウシカ』と『天空の城ラピュタ』のプロデューサーを務め、『ワイルドバンチ』とジブリの『レッドタートル』では芸術プロデューサーも務めました。
高畑の監督としての最後の作品は、2013 年に公開された『かぐや姫の物語』でした。