『トライガン スターゲイズ』の完成が目前に迫っている中、私たちは最近、ニューヨーク コミコン 2025 でトライガンの作者である内藤康弘氏に、前作のアニメ『トライガン スタンピード』がどのようにして生まれたのか、そしてキャラクターとストーリーの両方をどのように書いているのかについて話すことができました。
ANN: トライガンのリメイクを作っていると知ったとき、どう思いましたか?

内藤泰弘: 私に初めてトライガン スタンピードのプロジェクトの話をいただいたとき、劇場で『血界戦線』の上映会を行っていて、休憩時間でした。そこにプロデューサーが来て、「『トライガン』を3DCGアニメにしたいんですが、どう思いますか?」と言いました。そのとき私が感じた感情は、あたかもマーベル映画を見ているようなもので、クレジットが終わり、その後クレジット後のシーンが始まります。この黒い部屋に入ると、眼帯をした男があなたを待っています。そして彼は「あなたもS.H.I.E.L.D.に入るべきだ」と言います。それが私が感じた感情です。それで、それ以来、すべてがボーナスステージをプレイしているようなものでした。
ANN: このリメイクが現実のものになるのを見始めたとき、あなたの反応はどうでしたか?
ナイトウ: 最初から、これはトライガンの要素を備えたリブートになるだろうと私に提示されました。トライガンのコンセプトでできるだけ高く飛ぼうとしたのですね。そして、キャラクターデザインが入ってきたとき、本当に新鮮な気持ちになりました。印象に残っているのは、原作を描くときにヴァッシュに前髪があると柔らかいイメージになるのではないかと考えていたことです。そして、ヴァッシュの新しいデザインが発表されたとき、私は「ああ、これが別の可能な答えだ」と思いました。私にとっても新しい発見でした。
© 2026 内藤泰弘・少年画報社/「TRIGUN STARGAZE」製作委員会
アン: トライガン スタンピードで一番好きなキャラクターは誰ですか?
ナイトウ: つまり、キャラクターを 1 人選ぶのは本当に難しいんです。どのキャラクターも信じられないほどのクオリティで命を吹き込まれており、声優たちは素晴らしい仕事をしています。でも、ウルフウッドが大暴れするのを見るたびに、本当に満足感を覚えます。だから、私はいつもそれらのシーンを楽しみにしています。
ANN: トライガンにおける同胞団の複雑さについて話していただけますか?
ナイトウ: トライガンでは、物語を神の視点でこれほど見たことはありません。私は常にキャラクターの立場に立って考えてきました。たとえば、ナイフとヴァッシュ。それぞれの物語を語るときはいつも、私はそれぞれのキャラクターの立場に立って、彼らができる限り実現できるように、彼らができるすべてを演じるように努めます。私がデザインしたストーリーを彼らに体験してもらいたいわけではないので、これは非常に骨の折れる作業です。私は彼らにそれぞれの生き方をしてもらい、自分の選択をできる限り実行してもらいたいと考えています。だから、これをやるたびに、仕事から帰ってくるとすごく疲れてしまいます。それが正しいやり方かどうかはわかりませんが、できる限りのことはすべてやりました。
ANN: ファンに言いたいことはありますか?
ナイトウ: 幸運なことに、私は世界の多くの地域を訪れることができて、行ったことのない場所も含めて訪問することができています。ファンの皆さんは愛を持って接してくれるので、とてもとても感謝しています。これからも全力で物語を創り続けていきたいと思います。他の作品を楽しみながら、たまには私の作品にも注目していただけたらとても嬉しいです。これからも頑張っていきます。
トライガン スターゲイズは 2026 年 1 月に初公開されます。詳細は決まり次第お知らせいたしますので、ご期待ください!