日本のレストランチェーンのデニーズ、ショッピング複合施設チェーンのルミネの荻窪店、クレジットカードサービスのセゾンカードは今週初め、マンガ家・江口寿史(エイジ、ストップ!ひばりくん、『浪人Z』、『パーフェクトブルー』、『ソニーボーイ』のキャラクターデザイン)による広告イラストの使用を中止したと発表した。江口氏がそれぞれのアート作品をトレースしたとの疑惑を受けて。
10 月 3 日の X (旧 Twitter) の投稿では、現在は削除されていますが、 江口さんは、10月18~19日にルミネ荻窪で開催される中央線文化祭(中央線文化祭、上の写真右)のイラストを、インスタグラムで見つけた「完璧なプロフィール」をもとに描いたと語った。しかし、静止画の人物から広告デビュー後に連絡があり、アカウントを見て彼女が主にSNSで発信しているライター兼モデルの金井球さんであることを知ったという。さらに話し合いを重ねた結果、金井氏が同意したと付け加えた。
金井さんは同日、削除された江口さんの投稿に対し、「知らないうちに私のプロフィールが荻窪中に貼られている…!?」と思ったことを思い出し、返信した。彼女は、江口さんとこの件について直接話し合ったことを認め、「私は私と私だけのものであり、人としてさまざまな権利を持っています」と付け加えた。
ルミネ荻窪は月曜日、フェスティバルの広告素材をすべて中止したと発表したが、発表の中で江口さんの名は挙げていない。同複合施設はまた、10月19日に開催されるトークショー「中央線とマンガと人生」(中央線とマンガと人生)の中止を発表した。
デニーズジャパンも月曜日、江口氏のイラストの制作過程を見直し、当面はイラストの使用を控えると発表した。レストランチェーンは2023年に江口さんのアートを使用していた。
セゾンカードは火曜日、同社が使用していた江口さんのイラストを調査し、今後の対応が明らかになるまで使用を中止すると発表した。
毎日新聞は江口氏にコメントを求め、江口氏は電子メールで同紙に対し、各社からの問い合わせに応じるとともに、イラストの著作権や肖像権の問題を弁護士とともに調査していると述べた。その間、同氏は「現時点ではソーシャルメディアでのコメントや、第三者やマスメディアへのコメントを控えるよう勧告されている」としている。最終的には自分の言葉で説明するつもりなので待ってほしいと同紙に求めた。
眼鏡店チェーンのゾフは先週土曜日、2018年のキャンペーンに使用した江口氏のイラストも調査していると投稿したが、江口氏のアートを今後使用しないのかについては明言しなかった。
出典: 江口寿史の X/Twitter アカウント (リンク 2)、酒井九の X/Twitter アカウント、デニーズ ジャパン、 ルミネ荻窪、セゾンカード、毎日新聞、Zoff (八馬紀行 (リンク 2)